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名前だけしか知らない人も多いHIVの詳しい症状を知っておきましょう

薬を飲む男性

性病の中で最も恐ろしいものとして知られているのが、いわゆるエイズ、またの名をHIVです。HIVとは他の性病とは違い細菌ではなく、ウイルスの感染によって起こる病気だというのが特徴となっています。

一昔前までは治らない、必ず死んでしまう病気だというイメージがありましたが、現在では治療法も確立されているため、それほど恐ろしい病気ではありません。とはいえ、ひとたび感染してしまうと治療は簡単ではなく、様々な体の不調をきたしてしまいます。HIVにはどのような症状があり、病状の進行によってどのような変化が現れるか、ということについて見ていきましょう。

まず性行為などでHIVに感染した場合、しばらくは症状は何も起こりません。個人差はありますが、数週間の潜伏期間を経て急性期へと移行します。この急性期には体内でHIVウイルスが一気に増殖し、リンパ球という免疫を司る細胞をどんどんと壊してしまうのです。そのため、免疫力が落ち風邪やインフルエンザにかかったような症状が出てきます。具体的には、頭痛やくしゃみ、関節の痛み、それに発熱などです。この急性期がしばらくして終わると、今度は無症状期というものに移行します。無症状期は名前の通り全く何の症状も出ない時期であり、この期間は人によって大きく異なってくるものです。一般的には10年前後と言われますが、短い人だと5年か6年のこともありますし、長い人で15年以上経っても無症状のままということもあり得ます。しかし症状がないからと言って、HIVが治ったわけではなく、ウイルスは依然として体の中に潜伏しているのです。

この潜伏しているウイルスが再び活動を始めると、最終段階のエイズ期となります。もともとエイズという病名はこのエイズ期のことを指しており、この段階まで進んでしまうと免疫力の低下によって多くの疾患にかかりやすくなるのです。免疫力が低下しているということは、普通の人ならば平気な分量の細菌にも抵抗できず病気になってしまったりする可能性があります。同じ性病のカンジダなど、カビを原因とする病気にもかかりやすくなりますし、肺炎やリンパ腫など命にかかわる重病を併発するのです。現在では抗HIV薬が開発されており、感染者の寿命は飛躍的に延びています。そうは言っても薬の副作用や様々な感染症によって生活の質は著しく低下してしまうので、なるべく対策をとって感染自体を予防することが重要です。